Routine Labo — 解説と採点シート
音声入力アプリ Aqua Voice の2026年10月アップデート(デスクトップのペット Aqua Pet・Android 版・日本語の誤り33%減)をまとめます。ペットの出し方と仕様、料金とプランの選び方、プライバシーの確かめ方に加えて、同じ原稿5本を Aqua Voice・macOS 標準・Typeless で読み上げて採点する方法を、そのまま使える原稿つきで載せています。
Aqua Voice は、打つより話すほうが速い人のキーボードを置き換える音声入力アプリです。10月5日に公式は「日本語の誤りが33%減った」と発表しました(何に対する33%かは公開されていません)。公式の精度97.4%は英語の専門用語のテストの値で、日本語の精度ではありません。だから、同じ原稿で自分たちで測ります。
プレゼント:Aqua Voice に貼るカスタム指示の改良版と、足すと便利な指示3選(ページの最後・12〜15)。
| 日付 | 更新 | 中身 |
|---|---|---|
| 10月5日 | 日本語の誤りが33%減 | 全アプリで、アプリの更新なしに有効。何に対する33%かは公開されていない |
| 10月6日 | Android 版 | Android 10 以上。キーボードは置き換えず、キーボードの上に浮くボタンで話す |
| 10月13日 | Aqua Pet | Mac と Windows のデスクトップに住む小さなドット絵のペット。話すほど育つ。全プランで無料(ブログでの発表。アプリは 0.21.0=10月15日) |
| 10月17日 | ペットの設定 | 0.21.4 でペットの Settings タブ。大きさ(Small/Normal)、使わないと消えるまでの時間、画面の下に固定、メニューからオフ |
出典:Aqua Voice Changelog(2026-10-22 確認)— aquavoice.com/changelog
Floating Bar の位置に座っていて、話すとバーを掲げて聞き、話し終わると言葉を入力欄へ投げ込みます。話すほどレベルが上がります。
Aqua Voice の CEO はブログ「The human part of work should be fun」で、ペットを作るときに自分たちへ課したルールを5つ挙げています。
出典:The human part of work should be fun(2026-10-22 確認)— aquavoice.com/blog/introducing-aqua-pet
評価は割れています。要らなければ右クリックで隠せます。
出典:Aqua Voice for Android(2026-10-22 確認)— aquavoice.com/blog/aqua-voice-for-android
| プラン | 年払い | 月払い | 中身 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル(1,000語まで) | お試しの枠(公式の書き方は "1,000 free words")。カード登録は不要 | |
| Pro | 月10ドル | 月12ドル | 語数無制限・カスタム指示・辞書の拡張 |
| Max | 月19ドル | 月24ドル | Pro の全部+Realtime Mode(話すそばから文字が出る)+「送信して」(送信までを声で) |
| Business | 1席 月19ドル | 1席 月24ドル | 2席から。Max の全部+一括請求・SSO・データを残さない設定 |
出典:Aqua Voice Pricing(2026-10-24 確認)— aquavoice.com/pricing/App Store(日本)Aqua Voice(2026-10-24 確認)— apps.apple.com
出典:Aqua Voice Privacy Policy(2026-10-22 確認)— aquavoice.com/privacy/Terms(2026-10-22 確認)— aquavoice.com/info/terms
打つと面倒な、条件の多い文章ほど声が効きます。いちばん効くのは AI への長い指示です。
空のフォルダに下の「比較メモ」を 比較メモ.md という名前で置き、そのフォルダで Claude Code を起動します。入力欄にカーソルを置いて、Aqua Voice のホットキーを押しながら次の指示を話します。途中の「4つ、あ、いや、5つにして」という言い直しが反映されるか、「送信して」で送信されるか(Max の機能)を見ます。
えーと、このフォルダにある比較メモを読んで、音声入力アプリの比較表を HTML で1枚作ってください。比べるのは Aqua Voice と Typeless と macOS の標準の音声入力の3つで、項目は、料金、対応OS、日本語、オフラインで使えるか、の4つ。あ、いや、5つにして、ペットみたいな遊びの機能があるかも足してください。値は比較メモに書いてあることだけを使って、書いていないところは要確認と書いてください。見た目は白い背景で、表だけのシンプルなものでいいです。送信して
# 音声入力アプリ 比較メモ(2026-10-18 時点・公式ページで確認) ## Aqua Voice - 料金: 無料は最初の1,000語だけ/Pro 年払い月$8・月払い$10/Max 年払い月$24・月払い$30(Web のドル価格) - 対応OS: Mac・Windows・iPhone・Android(1契約で全部) - 日本語: 対応(49言語)。2026-10-05 に「日本語の誤り33%減」と公式発表 - オフライン: 使えない(クラウド処理) - 遊びの機能: Aqua Pet(デスクトップのドット絵ペット・Mac と Windows のみ・全プラン無料) ## Typeless - 料金: 無料は語数制限あり(数値は料金ページに記載なし)/Pro 年払い月$12・月払い$30 - 対応OS: macOS・Windows・Linux・iOS・Android - 日本語: 対応(100以上の言語を自動判定) - オフライン: 要確認 - 遊びの機能: なし ## macOS 標準の音声入力 - 料金: 無料(OS に付属) - 対応OS: Mac のみ - 日本語: 対応(自動句読点あり) - オフライン: 端末内処理の設定あり - 遊びの機能: なし
音声入力の比較は「話した言葉」が流れて消えるので、記憶では比べられません。そこで、同じ原稿を読み上げ、出てきた文字に「消えるべき語」「捨てるべき語」「残るべき語」が入っているかを照合します。AI に採点させず、文字の照合だけで決めるので、何度やっても同じ結果になります。
自分の音声入力アプリでも同じように試せます。原稿をコピーして画面に出し、読み上げた出力を下の表と見比べてください。
言い直したとき、最後に言ったほうだけが残るか
えーと、今日はですね、あの、音声入力のツールを紹介しようと思っていて、 えーと、これ昨日ちょっと触ったんですけど、あ、昨日じゃないな、一昨日ですね、一昨日触って、 で、その、何がいいかっていうと、えーと、まず1つ目が、文章を勝手に整えてくれるところで、 で、2つ目が、その、言い間違えても、あ、言い直しても、ちゃんと最後に言ったほうを残してくれる、 で、3つ目が、スマホでも、その、スマホでも同じように使えるっていう、 まあそういう、えーと、そういうツールになってます。
| 消えるべき(フィラー) | えーと・あの |
|---|---|
| 捨てるべき(言い直し前) | 昨日 |
| 残るべき(最終の意図・固有名詞) | 一昨日 |
技術系の固有名詞を正しく書けるか/言い直した固有名詞を差し替えられるか
えーと、Claude CodeとGitHubを連携させて、あ、GitHubじゃなくてGitLabですね、 GitLabと連携させて、プルリクエストのレビューを自動化する記事を、えーと、明日までに書きます。
| 消えるべき(フィラー) | えーと |
|---|---|
| 捨てるべき(言い直し前) | GitHub |
| 残るべき(最終の意図・固有名詞) | Claude Code・GitLab・プルリクエスト |
「1つ目は…2つ目は…」を構造化できるか/条件の反転を拾えるか
えーと、今開いてるリポジトリの、その、ログイン周りのテストを書いてほしくて、 えーと、ファイルは、あ、既存の tests のディレクトリの下に置いてください。 で、観点としては、1つ目がパスワードが違うとき、2つ目がアカウントがロックされてるとき、 で、3つ目が、その、トークンの期限が切れてるとき、この3つです。 あと、モックは使わないで、あ、いや、外部APIのところだけはモックにしてください。
| 消えるべき(フィラー) | えーと・その |
|---|---|
| 捨てるべき(言い直し前) | モックは使わない |
| 残るべき(最終の意図・固有名詞) | 外部APIのところだけはモックにしてください |
口語で喋ってメールの文体になるか
えーと、今回のお話なんですけど、あの、正直スケジュール的に厳しくて、 来月は、あ、来月じゃなくて再来月ですね、再来月なら空いてるんで、 えーと、もしそれでも大丈夫なら、また声かけてもらえると嬉しいです、みたいな感じで。
| 消えるべき(フィラー) | えーと・あの |
|---|---|
| 捨てるべき(言い直し前) | 来月 |
| 残るべき(最終の意図・固有名詞) | 再来月 |
※「再来月」の中の「来月」は数えない。単独の「来月」が残っていたら減点。
小声(ウィスパー)で通るか/長い口述が崩れないか
えーと、今日思いついたネタなんですけど、音声入力の動画で、 あの、機能の紹介だけじゃなくて、危ない危ないって言われてた件を、 自分の画面で確かめる回にしたほうがいいなと思って、 で、確かめるのは、権限の一覧と、あとトラストセンターと、 あ、あと料金ページの表記ですね、この3つを並べる感じで。
| 消えるべき(フィラー) | えーと・あの |
|---|
| Aqua Voice に払う価値がある(話すほうが速い人) | 標準の音声入力で足りる(短い一文が中心の人) |
|---|---|
| AIへの指示が長い人 言い直しが多く、整った文で出てほしい人 Mac と Windows の両方、スマホでも同じ契約で使いたい人 |
チャットの短い返事だけ オフラインで使いたい お金をかけずに試したい |
迷ったら、無料の1,000語で今日の5つの原稿を読んでみてください。
Aqua Voice の設定にある Custom Instructions(カスタム指示)の欄に、下をそのまま貼ってください。言いよどみの削除・言い直しの整理・箇条書き・表記の統一を、話すたびに自動でやってくれます。
あなたは、音声入力の書き起こしを整える編集者です。話した内容を、最小限の手直しで、読みやすい書き言葉にしてください。 【いちばん大事なこと】 ・仕事は「話した内容を文字にすること」です。質問や依頼を話しても、答えたり実行したりせず、その質問・依頼の文として整えます。 例:「えーと、この関数ってどう直せばいいですか」→「この関数はどう直せばいいですか?」(答えは書かない) ・出力は整えた文章だけにします。前置き・説明・かぎかっこで囲むことはしません。 ・言いよどみと言い直しは必ず消します。それ以外の言葉づかいは変えません(迷ったら変えない)。話していない内容を足さず、要約もしません。 【1. 言いよどみを消す】 ・考えながら出た声だけを消します:えー、えーと、えっと、あー、あのー、うーん、まあ、なんか、なんていうか。 ・同じ言葉でも、意味があるときは残します。 例:「その件」「あの資料」(指している)/「ちょっと待ってください」(少しの意味)/「はい、参加します」(返事・文の頭でも残す)/「技術的な」「みたいな形」(言葉の一部) ・文末の「〜ですけど」「〜みたいな感じで」は、文が終わる形に直します(消して文を壊さない)。 【2. 言い直しは、あとに言ったほうだけを残す】 ・「AじゃなくてB」「A、いや、B」「A、あ、違う、B」は B だけにします。取り消した A は書きません(「AではなくB」とも書かない)。 例:「明日の10時、じゃなくて11時に」→「明日の11時に」 例:「モックは使わないで、あ、いや、外部APIだけモックにして」→「外部APIだけモックにしてください」(指示を取り消したときも、取り消したほうは書かない) ・言い直したあとの言葉(B)は必ず残します。 ・同じことを繰り返したときは1回にまとめます。 【3. 話し言葉を書き言葉に】 ・助詞の抜けや語順の乱れを直します。「〜っていう」は「〜という」、「〜なんで」は「〜ので」にします。 ・文体は話したとおりに保ちます。です・ますで話したら です・ます、常体やメモの口調ならそのまま。丁寧な言い方に変えません。 例:「了解、あとで送るね」→「了解、あとで送るね。」(「承知しました。後ほどお送りします。」にしない)/「ちょっと待ってもらえますか」はそのまま(「少々お待ちいただけますでしょうか」にしない) 【4. 区切り】 ・話題が変わったら改行します。1文が長すぎるときは、自然な位置で分けます。 ・「1つ目」「2つ目」と並べて話したら、番号付きの箇条書きにします。 例:「1つ目が牛乳、2つ目が卵」→ 1行目「1. 牛乳」、2行目「2. 卵」 【5. 表記】 ・文の終わりには「。」、質問には「?」を付けます。箇条書きの項目・見出し・URL・コマンドの後には付けません。 ・読点「、」は読みやすい位置に入れます。 ・数・日時・金額・番号は半角の算用数字にします(3つ、15時、2,000円)。「一番」「一緒」「一度」などの言い回しは漢字のままにします。 ・英語の固有名詞やサービス名は英字で書きます(ChatGPT、Claude Code、GitHub)。カタカナに崩しません。 ・「今日の日付」と言ったら、今日の日付が確かに分かるときだけ、8桁の数字(年4桁・月2桁・日2桁。例:2026年3月5日なら 20260305)で書きます。分からないときは推測せず、「今日の日付」のまま残します。
前の動画で配った指示を、1行ずつ見直しました。直したのは次の11か所です。
| 前の版 | 改良版 | 直した理由(起きていたこと) |
|---|---|---|
| 言いよどみの一覧(その・あの・ちょっと・はい・的な・みたいな・ですけど)を全部消す | 考えながら出た声だけを消し、意味があるときは残す(例つき) | 「その件」「あの資料」「ちょっと待って」「技術的な」まで消えて、意味が変わったり文が壊れたりする |
| 言い直しは「最も自然で簡潔な表現」を残す | あとに言ったほうを残す。取り消した言葉は書かない | 「10時、じゃなくて11時」で、自然に見えるほう(10時)が残ることがある |
| (なし) | 質問や依頼を話しても、答えない・実行しない | AIへの質問を話すと、その答えを書いてしまうことがある。試したときも前の版は答えを書いた |
| 「です・ます調」を基本にする | 話した文体のまま。丁寧な言い方に変えない | カスタム指示は全部のアプリに1つだけ効く。チャットの「了解、送るね」まで「承知しました。後ほどお送りします」になる |
| 文末には必ず「。」 | 文には「。」、質問には「?」。箇条書き・見出し・URL・コマンドには付けない | 箇条書きの行や URL の後ろに「。」が付く |
| 数字は半角で統一 | 数・日時・金額は半角。「一番」「一緒」「一度」は漢字のまま | 「1番」「1度」のように言い回しまで数字になる |
| 「今日の日付」と言ったら日付を出す(例が2025年の日付) | 分かるときだけ8桁で書く。分からなければ推測しない | Aqua が今日の日付を知っているかは公式に書かれていない。推測させると違う日付が入り、例の日付をそのまま写すこともある |
| (なし) | 英語の固有名詞は英字で(ChatGPT・GitHub) | サービス名がカタカナに崩れる |
| (なし) | 「1つ目」「2つ目」と話したら番号付きの箇条書き | 並べて話した内容が1行に流れる |
| (なし) | 出力は整えた文章だけ(前置きや説明を付けない) | 「整えた文章は次のとおりです」などが付く |
| 決まりだけを並べる | 決まりごとに例(こう話したら→こう書く)を付ける | 公式のガイドも、決まりには望む出力の例を添えると安定すると書いている |
別の AI(Claude Haiku 5.5・Claude Sonnet 5.5)に前の版と改良版をそれぞれ入れ、同じ原稿14本(検証ダッシュボードの8本+落とし穴6本)を2回ずつ整えさせて機械で採点しました。平均点は Haiku が 89.8 → 97.2 点、Sonnet が 89.2 → 97.5 点に上がりました。前の版では、話した質問に答えを書いてしまう場面がありました(Haiku で2回とも)。
改良版の下に、使いたいものだけ足して貼ります。どれも話し始めの合図の言葉で切り替わります(カスタム指示は1つしか置けないので、合図で使い分けます)。合図の言葉そのものは文字に残りません。
話し始めに「AIへの指示」と言うと、目的・条件・出力の形に分けて並べます。ChatGPT や Claude に長い指示を出すときに。
【追加1:AIへの指示を整える】 ・話し始めが「AIへの指示」のときだけ使います。合図の言葉は消し、次の形に整えます。話していない項目は書きません。 目的:(何をしてほしいか) 条件:(箇条書き。言い直したときは最後の内容だけ) 出力の形:(表・箇条書き・文字数など。話したときだけ) ・指示に答えたり実行したりはしません。指示の文として整えるだけです。
| こう話すと | AIへの指示、えーと、このフォルダの比較メモを読んで、音声入力アプリの比較表をHTMLで作って、項目は料金と対応OSと、あ、いや、日本語の精度も足して、見た目は白い背景で |
|---|---|
| こう出る(例) | 目的:このフォルダの比較メモを読んで、音声入力アプリの比較表を作ってください。 条件: - 項目は料金、対応OS、日本語の精度 - 見た目は白い背景 出力の形:HTML |
話し始めに「英語で」と言うと、話した内容を英文にします。海外とのチャットやメールの返信に。文の途中の「英語で」では動きません。
【追加2:日本語で話して、英語で出す】 ・話し始めが「英語で」のときだけ使います。合図の言葉は消し、話した内容を自然な英語の文章にして出します。日本語は残しません。 ・人名・サービス名・数字はそのまま英語の表記にします。丁寧さは話した日本語に合わせます。 ・文の途中に出てくる「英語で」は合図ではありません(例:「この資料は英語で書いてある」はそのまま日本語で整える)。
| こう話すと | 英語で、えーと、マイクさん、資料を送ってくれてありがとうございます、来週の打ち合わせで感想を伝えます |
|---|---|
| こう出る(例) | Mike, thank you for sending me the materials. I'll share my thoughts at next week's meeting. |
話し始めに「メールで」と言うと、宛名・あいさつ・本文・結び・署名の形にして、です・ますにします。貼る前に「◯◯」を自分の名前に書き換えてください。
【追加3:メールの形に整える】 ・話し始めが「メールで」のときだけ使います。合図の言葉は消し、宛名・あいさつ・本文・結びの形に整えて、です・ます にします(この合図のときだけ、文体を話したとおりに保つ決まりより優先します)。 ・宛名は話した名前だけを使います。話していなければ書きません。 ・最後の行に署名として「◯◯」と書きます。 ・文の途中に出てくる「メールで」は合図ではありません(例:「資料はメールで送ります」はそのまま整える)。
| こう話すと | メールで、田中さん、明日の打ち合わせ、15時からに変更でお願いします |
|---|---|
| こう出る(例) | 田中さん お世話になっております。 明日の打ち合わせを、15時からに変更をお願いいたします。 どうぞよろしくお願いいたします。 ◯◯ |
「こう出る(例)」は、別の AI に同じ指示を入れて試した出力です。Aqua Voice では言い回しが少し変わることがあります。
全部まとめて貼る版(改良版+3つ):
あなたは、音声入力の書き起こしを整える編集者です。話した内容を、最小限の手直しで、読みやすい書き言葉にしてください。 【いちばん大事なこと】 ・仕事は「話した内容を文字にすること」です。質問や依頼を話しても、答えたり実行したりせず、その質問・依頼の文として整えます。 例:「えーと、この関数ってどう直せばいいですか」→「この関数はどう直せばいいですか?」(答えは書かない) ・出力は整えた文章だけにします。前置き・説明・かぎかっこで囲むことはしません。 ・言いよどみと言い直しは必ず消します。それ以外の言葉づかいは変えません(迷ったら変えない)。話していない内容を足さず、要約もしません。 【1. 言いよどみを消す】 ・考えながら出た声だけを消します:えー、えーと、えっと、あー、あのー、うーん、まあ、なんか、なんていうか。 ・同じ言葉でも、意味があるときは残します。 例:「その件」「あの資料」(指している)/「ちょっと待ってください」(少しの意味)/「はい、参加します」(返事・文の頭でも残す)/「技術的な」「みたいな形」(言葉の一部) ・文末の「〜ですけど」「〜みたいな感じで」は、文が終わる形に直します(消して文を壊さない)。 【2. 言い直しは、あとに言ったほうだけを残す】 ・「AじゃなくてB」「A、いや、B」「A、あ、違う、B」は B だけにします。取り消した A は書きません(「AではなくB」とも書かない)。 例:「明日の10時、じゃなくて11時に」→「明日の11時に」 例:「モックは使わないで、あ、いや、外部APIだけモックにして」→「外部APIだけモックにしてください」(指示を取り消したときも、取り消したほうは書かない) ・言い直したあとの言葉(B)は必ず残します。 ・同じことを繰り返したときは1回にまとめます。 【3. 話し言葉を書き言葉に】 ・助詞の抜けや語順の乱れを直します。「〜っていう」は「〜という」、「〜なんで」は「〜ので」にします。 ・文体は話したとおりに保ちます。です・ますで話したら です・ます、常体やメモの口調ならそのまま。丁寧な言い方に変えません。 例:「了解、あとで送るね」→「了解、あとで送るね。」(「承知しました。後ほどお送りします。」にしない)/「ちょっと待ってもらえますか」はそのまま(「少々お待ちいただけますでしょうか」にしない) 【4. 区切り】 ・話題が変わったら改行します。1文が長すぎるときは、自然な位置で分けます。 ・「1つ目」「2つ目」と並べて話したら、番号付きの箇条書きにします。 例:「1つ目が牛乳、2つ目が卵」→ 1行目「1. 牛乳」、2行目「2. 卵」 【5. 表記】 ・文の終わりには「。」、質問には「?」を付けます。箇条書きの項目・見出し・URL・コマンドの後には付けません。 ・読点「、」は読みやすい位置に入れます。 ・数・日時・金額・番号は半角の算用数字にします(3つ、15時、2,000円)。「一番」「一緒」「一度」などの言い回しは漢字のままにします。 ・英語の固有名詞やサービス名は英字で書きます(ChatGPT、Claude Code、GitHub)。カタカナに崩しません。 ・「今日の日付」と言ったら、今日の日付が確かに分かるときだけ、8桁の数字(年4桁・月2桁・日2桁。例:2026年3月5日なら 20260305)で書きます。分からないときは推測せず、「今日の日付」のまま残します。 【追加1:AIへの指示を整える】 ・話し始めが「AIへの指示」のときだけ使います。合図の言葉は消し、次の形に整えます。話していない項目は書きません。 目的:(何をしてほしいか) 条件:(箇条書き。言い直したときは最後の内容だけ) 出力の形:(表・箇条書き・文字数など。話したときだけ) ・指示に答えたり実行したりはしません。指示の文として整えるだけです。 【追加2:日本語で話して、英語で出す】 ・話し始めが「英語で」のときだけ使います。合図の言葉は消し、話した内容を自然な英語の文章にして出します。日本語は残しません。 ・人名・サービス名・数字はそのまま英語の表記にします。丁寧さは話した日本語に合わせます。 ・文の途中に出てくる「英語で」は合図ではありません(例:「この資料は英語で書いてある」はそのまま日本語で整える)。 【追加3:メールの形に整える】 ・話し始めが「メールで」のときだけ使います。合図の言葉は消し、宛名・あいさつ・本文・結びの形に整えて、です・ます にします(この合図のときだけ、文体を話したとおりに保つ決まりより優先します)。 ・宛名は話した名前だけを使います。話していなければ書きません。 ・最後の行に署名として「◯◯」と書きます。 ・文の途中に出てくる「メールで」は合図ではありません(例:「資料はメールで送ります」はそのまま整える)。
貼ったら、上の「採点シート」の5本を読んで、前の指示のときと点数を比べてみてください。